湿気に強い木材とは?木が腐るメカニズムについても併せてご紹介!

注文住宅を建てる際、木造にしたいが木は腐敗する恐れがあるため悩んでいる方もいらっしゃると思います。
特に日本は季節によって湿気が大きく変動するため、1年中快適に過ごすためには湿気に強い家を建てなければなりません。

そこで今回は木が腐敗するメカニズムをもとに、湿気に強い木材を紹介します。

□木が腐敗するメカニズムをご紹介!

*木が腐敗する原因は?

木が腐る原因は水だと思う方がいらっしゃると思います。
ですが木が腐る主な原因は水ではなく、「木材腐朽菌」という菌が木材を分解しているからです。
例として、日本にある何百年前に建築されたお寺は何百年もの間ずっと雨に打たれてきましたが未だ腐ってません。

*木材腐朽菌が繁殖しやすい場所は?

木材腐朽菌は80パーセント以上の高い湿度をもつ環境で繁殖しやすいといわれてます。
つまり、屋外がいくら濡れても、お風呂場や洗面所など湿気が発生しやすい屋内の方が菌には好都合だということがわかります。

*木材腐朽菌を繁殖させないためには?

木を腐らせないためには木材腐朽菌を繁殖させない必要があります。
そのためには部屋を風通しの良い設計にして湿度を保ったり、木の呼吸を妨げないようにしたりする必要があります。
木の呼吸を妨げないために過度なポリコーティングをしないことをおすすめします。
湿気に強く腐りにくい木材を使うことで木が腐敗してしまう確率をさらに下げられます。

□湿気に強い木材ご紹介!

木には腐りにくい木とそうでない木があります。
腐りにくい木にはポリフェノールやタンニンなどといった木材腐朽菌が嫌がる成分が含まれています。
例として、ケヤキ、ヤマザクラ、ホオノキなどの木は抗菌作用が高くなっています。

また、建材で湿気に強い木材として、「無垢材」があります。
無垢材は天然の木をそのまま切って使うため、木が呼吸し続けることができ、木の本来の調質機能をそのまま使えます。
無垢材は施工の過程で有害な化学物質を一切使わないため、健康に優しく、小さい子供がいる家庭では大きな魅力に感じられるでしょう。
さらに、無垢材はコンクリートや鉄と比べて伸縮など外部から加えられる力に強く、家を支える柱などにも適しています。

□まとめ

今回は木が腐敗するメカニズムをもとに、湿気に強い木材を紹介しました。
お客様が注文住宅を検討する際、少しでもお役に立てると幸いです。
当社では住宅に関しての質問を随時受け付けております。
お困り事がある際はお気軽にお問合せください。

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