床暖房の構造は種類によって違う?床暖房の仕組みを解説します!

床暖房にはいくつか種類があり、それぞれ構造が異なることをご存じでしょうか。
床暖房は見えないところにあるため、普段どのようにして床を温めているか、知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、床暖房の仕組みや、床暖房の種類について解説します。

□床暖房の仕組みを解説します!

床暖房は、電気ヒーターや温水で床を暖めるものが主流です。
電気ヒーターの場合はヒーターが床の下に仕込まれています。
また、温水で温める場合は、温水を床下に巡らせるチューブが床下全体に配置されており、温水を循環させて床を暖めます。

特に近年では温水を用いて温めるタイプが多く採用されており、他の暖房器具にはない優しい暖かさが魅力です。
一方の電気ヒーターは、使用時間が短時間の方にお勧めなため、使用用途に応じて選びましょう。

床下に送る温水は、ガスや灯油を用いて温めます。
近年では、大気の熱を利用したヒートポンプ式の温水暖房が話題となっており、燃料を使わずに水を温めるため環境に優しい発熱方法です。
消費電力が少なく、光熱費を押さえられるため、環境だけでなく家計にも優しい方法です。
環境に配慮して生活したい方は、検討してみましょう。

□床暖房の種類3つを紹介します!

温水式、電気ヒーター、ヒートポンプでは、具体的に何が異なるのか解説します。
まず、温水式床暖房です。
温水式のメリットは、共通の熱源から複数の床を暖められることで、床が早く温まることです。
家族全員がリビングに集まらないご家庭や、温まるまでの時間を重要視されている方に適しているでしょう。

一方で、電気ヒーターと比較すると初期費用が高い点がデメリットです。
電気ヒーターは電気で直接温めますが、温水式の場合、電気で水を温める装置を作る必要があります。
その装置の値段の分、初期費用は高くなります。
また、電気ヒーターはランニングコストが高いため、総合の費用を見積もった上で、床暖房を検討しましょう。

そして、ヒートポンプ式床暖房です。
大気の熱を集めて水を温めるため、比較的省電力で運用できる点がメリットです。
一方で、大気に依存する分、外気の温度に左右されやすく、安定性に欠ける点がデメリットです。

□まとめ

今回は、床暖房の仕組みや、種類について解説しました。
それぞれの床暖房には特徴があり、使用用途や要望によって使うべき種類が異なることをお分かりいただけましたか。
生活スタイルに合った床暖房を選ぶようにしましょう。

住宅の種類による違いとは?家ができるまでの工程とともに解説します!

これから住宅を購入される予定の方は、住宅にはどんな種類があるかご存じでしょうか。
住宅の種類や、それぞれの特徴を知ることで、ご自身の生活スタイルに合った住宅を検討できますよね。
今回は、住宅の種類による違いや、家ができるまでの工程について、住宅の基礎を中心に解説します。

□住宅の構造の種類を4つ解説します!

1つ目は、木造建築です。
日本では昔からある構造のため、多くの人になじみのある建物でしょう。
木材が湿度を調整してくれるため、湿度の高い日本にとって適した構造です。
比較的低価格で、経済的にもメリットの大きい構造と言えるでしょう。

2つ目は、鉄筋コンクリート造りです。
マンションや、一部の戸建て住宅で使われています。
木造に比べて費用は高くなりますが、耐震性や断熱性の高さなど、様々な面で耐久性が高いことが魅力的です。
耐久性が高い反面、重量があるので地盤選びが重要になる点に注意しましょう。

3つ目は、鉄骨造りです。
鉄骨造りの中でも、重量鉄骨と軽量鉄骨の2種類があります。
特に、前者はマンションのような大型の建築物に、後者は戸建て住宅や店舗のような比較的小規模な建築に利用されます。
これは鉄筋コンクリートとは異なり、コンクリートは流し込みません。

4つ目は、鉄骨鉄筋コンクリート造りです。
こちらは鉄骨でできた骨組みに鉄筋を組み、コンクリートを打った構造です。
こちらは鉄筋コンクリート造りと鉄骨造りの2つを掛け合わせたような構造で、高い耐久性と、柔軟性を備えています。

□家ができるまでの工程を解説します!

着工の前には、地盤調査や地縄張り、地盤改良、仮設工事などを行います。
地縄張りは、立地予定の場所を縄で示す作業で、駐車場のスペースや、他の建物との距離などを確認するための重要な作業です。
準備が整うと、初めに住宅の基礎を造ります。

しかし、いきなり鉄筋を組み始めるわけではありません。
基礎を造るためには、初めに地面を掘削し、その上から割栗石を敷き詰め、間に砂利を敷き詰めます。
この後、コンクリートを詰めたり、床下や室外の給排水管を施工します。

基礎が完成すると、枠組みを組み上げて構造工事を行い、屋根や室内の配管などの細かい部分が次第に仕上げられ、最終的に住宅が完成します。

□まとめ

今回は、住宅の種類ごとの特徴や、家ができるまでの工程を、住宅の基礎を中心に解説しました。
基礎だけでも、かなり多くの作業を要することがお分かりいただけましたか。
この記事がお役に立てますと幸いです。