住宅ローンの世帯年収から考える借入の目安額とは?

住宅ローンでの借入額をどれくらいにするかお悩みの方はいらっしゃいませんか。
目安を知りたいという方も多いでしょう。
そこで今回は、世帯年収から考える借入額の目安と、その際の注意点をご紹介します。
借入額に関してお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

□世帯年収から住宅ローンの借入額を決めるときの考え方

まず、総費用と新築住宅の関係をご紹介します。
新築にかかる総費用は、世帯年収の約7倍となることが多いです。
また、注文住宅では、土地が付くと費用は高くなりやすいです。

そして、総費用のうち10~20%ほどを、自己資金で賄うのが一般的です。
ここで自己資金で賄えない分の費用を、ローンを使用して支払うことになります。

結論として、ローンの借入額は、年収を7倍したものから10~20%分引いたものが目安となります。
ただしこれはあくまでも目安であり、ローン返済の際はもちろん金利も発生します。
そのため、借入額よりも返済額は大きくなります。
また、収入自体が変動することも考慮しつつ、ローンの借入額を決められると良いでしょう。

□住宅ローンを組むときの2つの注意点

1つ目は、「将来共働きではなくなる可能性を考慮すること」です。
世帯年収からローンを借り入れる際は、将来共働きでなくなる可能性を考慮する必要があります。

出産、育児、介護といったライフステージに合わせて発生する出来事により、共働きでなくなることは多々あります。
また、共働き前提の借り入れをし、後々になって返済額が高すぎると感じることもあるでしょう。
自分たちの将来をしっかり考えたうえで、住宅ローンを組めると良いでしょう。

2つ目は、「借り過ぎに注意すること」です。
共働きで住宅ローンを組むメリットは、借入額の上限が増えることです。
一方で借りれる分だけ借りてしまうことは、良いことだと断言できません。

借入額が高くなるほど、良い物件が見つかる可能性は高くなるでしょう。
しかし、借り過ぎて返済が滞り、生活が苦しくなる可能性も否定できないでしょう。

借入額はあくまで「目安」です。
将来を考えた借入額を設定することが最も大切です。

□まとめ

住宅を購入する際にかける総費用は、世帯年収の約7倍ほどとなり、自己資金は10~20%となるのが平均です。
しかし借りれるだけ借りるという考え方は危険です。
将来共働きでなくなる可能性を考慮する必要もあります。
今回紹介したものはあくまで目安なので、しっかり夫婦で話し合って借入額を決めてください。