注文住宅の壁材に珪藻土を使用するメリットとは?弘前市の工務店が解説します!

注文住宅を検討中の方の中には、自然素材の塗り壁材について迷われている方も多いと思います。
今回の記事では、珪藻土についてと珪藻土を壁材として使用するメリット・デメリットについてご紹介します。

□珪藻土について

自然素材の塗り壁材として珪藻土はとても人気です。
珪藻土とは、積み重なった「珪藻」という藻類の化石が堅くなった土で、主成分は二酸化ケイ素です。
調湿機能、消臭機能があることが特徴です。
珪藻土は直径2から50ナノメートルのとても小さな穴が無数にあいた多孔質素材です。

そのため、湿気を吸ったり吐いたりしてくれます。
さらに、においも吸い取ってくれるので、消臭効果もとても高いです。
近年では、珪藻土の吸水性を活かした、珪藻土のバスマットが人気です。

□珪藻土を壁材として使用するメリット・デメリット

*メリットについて

1つ目は、調湿性があることです。
上記でも述べましたが、珪藻土にはとても小さな穴がたくさん空いており、この穴が湿気を吸収したり、放出したりするため、湿度を調整する効果があります。

2つ目は脱臭、消臭効果があることです。
においの分子は、空気中の水分子に付着しています。
つまり、湿気を吸収する際に、におい分子も一緒に吸収してくれるということです。
部屋のニオイを解消することが可能になります。

3つ目は、耐火性があることです。
実は、珪藻土は七輪、コンロ、耐火レンガとして利用されています。
火に強いことでとても有名です。

4つ目は、色のバリエーションが豊富であることです。
自然素材でもカラーバリエーションが多いと、選択肢が広がり、部屋の雰囲気作りも楽しめますよね。

*デメリットについて

1つ目は、崩れて粉が落ちてしまうことです。
珪藻土は少し擦っただけでボロボロと粉が落ちてきてしまうことがあります。
繊細なので家具をぶつけてしまったときに、はがれてしまうかもしれません。

2つ目は、ヒビが入りやすいことです。
窓やドアの開け閉めや地震などの影響により家の下地が少しでも動いてしまったら、ヒビが入ってしまうことがあります。

3つ目は、つなぎが必要になることです。
珪藻土は単体で固まることができません。
そのため、つなぎ材が必要です。
糊や接着剤、合成樹脂などが珪藻土のつなぎによく使われています。

また、つなぎに糊を使用している場合には、擦っただけで粉が落ちて崩れてしまうことがあります。
しかし、最近では接着剤を含んだ、崩れにくい仕上がりにしたものがあるのでご安心ください。

□まとめ

今回の記事では、珪藻土についてと珪藻土を壁材として使用するメリット・デメリットを弘前市の工務店がご紹介しました。
注文住宅でお困りの方はぜひ参考にしてください。

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