木造住宅は湿気がある?湿気対策について把握しましょう

木造住宅にお住まいの方に知っていただきたいのが、湿気についてです。
木造住宅では湿気は大敵です。
湿気が発生する場所を知ることで対策も取りやすくなるでしょう。
湿気の原因や対策についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

□木材を濡らす要因とは?

住宅において木材を濡らす要因は様々あります。
今回は4つの要因を取り上げます。

まず1つ目は、雨漏りです。
最も厄介なもので、劣化の原因となります。
家の屋根の隙間や壁のヒビなどから雨水が侵入することで、構造部材の含水率が上昇してしまいます。
古い家の場合は、家の中にまで雨水が侵入することも多々ありました。

現在では、家の中にまで雨水が入ってくることはほとんどありません。
しかし、気づかないうちに雨水が侵入して木材が濡れてしまうことがあります。
また、稀なケースだと換気口から直接床下空間に雨水が侵入することもあります。

2つ目は、室内から侵入する水分です。
雨以外にも、浴室や洗面所、台所などの水回りで木材が濡れてしまうことがあります。
特に浴室がタイルでできている場合、そのタイルがひび割れしているとその割れ目から水分が浸透してしまいます。

3つ目は、地面から上昇してくる湿気です。
地面は水分を含んでいます。
床下の地面がむき出しになっていると、地表の水分が蒸発して木材の含水率が高くなってしまいます。

4つ目は、生活空間から発生する湿気です。
日常生活の中でもたくさん湿気が放出されています。
例えば、人間の汗や洗濯物の湿気などが挙げられるでしょう。

□どんな湿気対策がある?

続いては、今すぐできる湿気対策をご紹介します。

まずは、換気をよく行いましょう。
カビや菌は、空気が滞っている場所でよく発生します。
押し入れの中や浴室、床下などが当てはまります。
空気を停滞させないために換気を十分に行うことが必要です。

換気扇を常に回しておくなどが有効です。
ただ、空気を排気するだけでなく、しっかりと取り込んで空気の流れをつくることを意識してみてください。

また、建物周辺の水はけも大切です。
水はけの悪い立地に建っている建物は、その分湿気や水分の被害に遭うことも多いです。
しっかりと水はけを確保したつくりにしてください。

□まとめ

木造住宅では湿気は大敵です。
様々なところから湿気や水分はやってくるので、注意が必要です。
通気性と水はけの2点をしっかりと押さえて湿気を溜め込まないようにしてください。
この記事が参考になれば幸いです。